生活をしていれば急に現金が必要になることは誰にだってあります。
現金を作る方法をまとめてみましたが、金策の手段は限られてしまいます。
金策には信用が大切になりますが長い人生の中で一度や二度、失敗してしまうこともあります。どうしようもなくて支払いに遅れてしまったり、支払いができなくて長期間滞納してしまったりしたことがある人も大勢います。
一度や二度の失敗くらいはしょうがないですよねと言いたいところですが、お金のことに関しては失敗してしまうと金策の手段がなくなってしまいます。
信用を取り戻すには時間がかかります。信用を失ってしまわないように現金を作るためには、自分の状況に合った金策の手段を計画的に利用するようにしましょう。
カードローン
【おすすめ度:★★★★★】
一般的に金策の手段として初めに思いつくのがカードローンです。
カードローンとは銀行や消費者金融が提供している、個人向けの融資のことです。アコムやアイフル、レイクなどのCMをよく見かけますが銀行も同じようにカードローンを提供しています。
三菱UFJ銀行や三井住友銀行、みずほ銀行のメガバンクをはじめ、楽天銀行やセブン銀行などのネット銀行でもカードローンを提供しています。もちろん地方銀行でもカードローンを提供しているので興味ある銀行があれば調べてみてください。
カードローの利用限度額は、10万円~最大1.000円まで設定しているところもあり、非常に大きな額を借りることができます。
カードローンは、クレジットカードのキャッシングと比べて金利が低いことが特徴として挙げられます。少しの金利の違いでも長期間利用する場合には、金利の支払額が大きく違ってくるので、他の金策手段をとる前に一度カードローンの利用をご検討ください。
クレジットカードのキャッシング
【おすすめ度:★★★★☆】
基本的にクレジットカードにはキャッシング枠が付いています。
キャッシングとは、現金を借りられるサービスの総称になります。キャッシング枠は現金を借りることができる限度額のことを指します。
キャッシングの限度額はカード会社の審査によって設定され、信用情報や年収、勤続年数などによって審査されます。
審査に通れば一般的に10万円〜100万円程度のキャッシング枠が設定されます。
キャッシング枠の範囲内でATMなどから現金を借りれたり、口座に振込で現金を借りることができます。支払方法は翌月1回払いのほかにもリボ払いで支払うこともできます。
カードローンと比べるとクレジットカードのキャッシングは金利が少し高くなります。しかしカードローンを利用するのに抵抗がある人や、新たに申し込みするのが面倒な人にとっては、クレジットカードのキャッシングはクレジットカードを持っていれば簡単に現金を借りることができるのがメリットになります。
クレジットカード現金化
【おすすめ度:★★★☆☆】
クレジットカードにはお買い物やお支払に利用するショッピング枠があります。クレジットカード現金化とは、ショッピング枠を現金化して現金に換える金策の方法です。
クレジットカードを現金化する方法は主に2つあります。
クレジットカードで商品を購入して、購入した商品を売却して現金に換える方法と、キャッシュバック特典付きの商品をクレジットカードで購入して、購入したおまけとして現金をキャッシュバックしてもらう方法です。
「自分」で現金化することもできますし、「現金化業者」を利用して現金化することもできます。
お支払は普段クレジットカードでお買い物したときと同じで、1回払いの他にもリボ払いや分割払いにすることもできるので自分に合ったお支払方法を選択することができます。
クレジットカードのショッピング枠はキャッシング枠より大きな金額が設定されているので、現金化すればキャッシングよりまとまったお金を用立てることができます。
法人カードやビジネスカードも現金化できるので事業資金や運転資金の資金調達にも利用できます。
しかし、クレジットカード現金化はキャッシングの利息と比べると換金率はかなり悪くなります。自分で現金化する場合にはキャッシングよりお得に現金を作ることも可能ですが手間と時間がかかってしまいます。
クレジットカード現金化は、カードローンの利用限度額一杯まで利用している人や新しくカードローンの審査に通らない人、クレジットカードのキャッシング枠一杯まで利用している人におすすめの資金調達方法になります。
クレジットカードを持っていて、持っているクレジットカードのショッピング枠さえ残っていれば面倒な審査もなく来店不要で即日現金を作ることができるのがメリットになります。
プリペイドカードやバーチャルカードを現金化
【おすすめ度:★★★☆☆】
プリペイドカードやバーチャルカードも現金化して現金を手に入れることができます。
プリペイドカードやバーチャルカードは、クレジットカードとは異なりチャージ(入金)してから利用するカードになります。基本的に現金やクレジットカードなどでチャージします。
チャージしないと使えないカードなので審査不要で誰でも簡単に作ることができます。
しかし現金やクレジットカードがあれば、わざわざプリペイドカードやバーチャルカードにチャージして現金化する意味はありません。
ここで重要なのが、プリペイドカードやバーチャルカードのなかには「後払い」でチャージして利用できるカードがあります!知らない人も多いですが、手元に現金やクレジットカードがなくても後払いでチャージしてクレジットカードと同じようにお買い物がでるカードです。
主な後払いでチャージができるプリペイドカードやバーチャルカードを現金化する方法をまとめてあるので、クレジットカードを持っていない人やクレジットカードを作れない人は是非参考にして下さい。
【後払いでチャージができるプリペイドカードやバーチャルカード】
■ バンドルカード:「ポチっとチャージ」
身分証不要で審査もなく簡単に発行できて後払いで即日現金化できる「バンドルカード」をご存知でしょうか⁉国際ブランドのVisaが付いているのでほとんどのお店で使うことができます。バンドルカードはアプリをダウンロードするだけで「[…]
■ メルペイ バーチャルカード:「メルペイスマート払い」
後払いアプリのメルペイは即日現金化できます!メルペイの後払い「メルペイスマート払い」とは、メルカリが提供する決済サービスです。以前はメルカリでのお買い物や、メルペイが使えるお店でしか利用することができなかったのですが、この度メルペ[…]
■ dカードプリペイド:「d払い/ドコモ払い」
クレジットカードを持っていない方や、クレジットカードは持っているけどショッピング枠が残ってない方におすすめの現金化の方法があります。今回ご紹介させて頂く「ドコモ払い」を「dカードプリペイド」で現金化する方法は、「ドコモユーザー限定[…]
■ au PAYプリペイドカード:「au PAY/auかんたん決済」
クレジットカードを持っていない方や、クレジットカードは持っているけどショッピング枠が残ってない方におすすめの現金化の方法があります。今回ご紹介させて頂く「au PAY」を「au PAYプリペイドカード」で現金化する方法は、「auユ[…]
■ ソフトバンクカード:「ソフトバンクまとめて支払い」
クレジットカードを持っていない方や、クレジットカードは持っているけどショッピング枠が残ってない方におすすめの現金化の方法があります。今回ご紹介させて頂く「ソフトバンクまとめて支払い」を「ソフトバンクカード」で現金化する方法は、「ソ[…]
上記のプリペイドカードやバーチャルカードは現金化業者でクレジットカードと同じように現金化できます。もちろん自分で現金化することもできます
急に現金が必要になった際や忙しくて時間がない方は現金化業者がおすすめです。時間に余裕があり、高く売れる商品や高く買い取ってくれる買取店を探したりするのが得意な方は自分で現金化すれば、高換金率で現金化できる可能性もあります。
質入れ・買取
【おすすめ度:★★★☆☆】
昔からある現金を調達する方法で一番有名なのが「質屋」です。
質屋では、品物を預けてお金を借りることができます。期限までに元金と利息を返済すれば預けていた品物が返ってくるシステムになっています。借りられる上限は預ける品物の価値によって決まります。
返済できない場合や預けていた品物がいらなくなった場合には、質流れといって質屋が預かっていた品物を販売します。
銀行や消費者金融でお金を借りるのと違って、返済できなくなっても預けていた品物を失うだけで済むのがメリットになります。さらに、審査がないのでブラックになってしまっている人でも即時にお金を借りることができるのもメリットです。
品物を預けてお金を借りる以外にも品物を売却して現金を作ることもできます。質屋以外にもブランド品や貴金属、電化製品などを専門に買取している買取店もたくさんあるので、簡単に持っているものを売却して現金を作れます。
質や品物の売却には多くのメリットがある一方、デメリットもあります。
ブランド品や貴金属など預ける品物や売却する品物を持っていないとどうすることもできません。さらに品物を預けた場合には売却するより査定額は低くなります。
売却する際も新品の品物で人気の高いものなら高く売却することもできますが、中古のブランド品になると程度や人気にもよりますが買取率は期待できません。
しかし質や品物の売却は、給料日までのちょっとした繋ぎや冠婚葬祭などの急な出費にはとても便利です。金融ブラックの人でも利用できますし、信用情報にも載らないので手軽に現金を作ることができます。
家族・友人・知人から借金
【おすすめ度:★☆☆☆☆ 〜 ★★★☆☆】
家族・友人・知人からお金を借りる方法のおすすめ度は人によって大きく異なります。
必要な金額をその日のうちに借りることもできますが、まったく借りれないことももちろんあります。信頼されていなければお金を借りることはできません。
家族であっても、仲のいい友人であったとしてもお金の貸し借りを嫌う人は多く、相談しただけでも信用をなくしてしまうこともあります。借りることができたとしても借りた人に心配をかけてしまいます。
返すことができなくなれば信用して貸してくれた人を裏切ることになり、信用を失うことになるので注意が必要です。
人によっては簡単にお金を借りることもできますが、人間関係に悪影響を及ぼす可能性があるので他の金策方法と合わせてよく考えてから借りるようにしましょう。
金策の手段【番外編】

契約者貸付・定期預金担保
お金に困ってはいないが、すぐに動かせるお金がない人におすすめの金策方法になります。
保険や定期預金はすぐにお金に変えることはできませんが、所定の手続きでお金を作ることができます。
保険には契約者貸付、定期預金には定期預金担保というサービスがあります。保険や定期預金を契約していないと利用できない金策方法なので誰もが使える方法ではありません。
契約者貸付とは、保険で積み立てているお金の中から解約返戻金にあたる分の一部を借りられる制度です。解約返戻金とは、保険を途中で解約したときに戻ってくるお金のことで保険の種類や契約内容、保険料を払った機関等によって金額は異なります。借りたお金は保険会社に利息を付けて返済します。詳細は契約している保険会社にご確認ください。
定期預金担保とは、金融機関に預けている定期預金を担保にお金を借りることができる制度です。定期預金の残高の90%または200万〜300万円を上限としてお金を借りることができます。金利はかかりますが返済期限は定期預金の満期日までと、かなり自由に返済することができます。
カードローンやクレジットカードのキャッシングと合わせて自分の状況に合った金策方法をお選びください。
国や自治体などの公的機関の融資制度
やむを得ない状況で仕事をしていない方や仕事をしたくても仕事に就けない方、収入が少なくて生活が困窮している方、家庭環境に問題がありお金がない方は、国や自治体などの公的機関の融資制度を利用することができます。
【個人向けの公的融資制度】
- 生活福祉資金貸付制度
- 緊急小口資金貸付
- 求職者支援資金融資制度
- 職業訓練受講給付金
- 母子父子寡婦福祉資金
- 年金担保貸付制度
- 教育一般貸付
- 看護師等修学資金
- 出産育児一時金
- 出産手当金
- 育児休業給付
- 住宅確保給付金
- 介護休業給付金
- 葬式代の受給
上記のように最低限の生活が守られるよう様々な融資制度が用意されています。早いもので1週間程度、時間がかかるもので1ヵ月程度で融資が受けられます。
融資制度を利用するには一定の条件がありますが、生活がままならない状態の方は早めに役所など所定の相談窓口にご相談ください。
金策の手段まとめ

金策の手段をまとめてみましたが自分の状況により利用できる金策は限られてしまいます。
おすすめの金策の手段は「カードローン」>「クレジットカードのキャッシング」>「クレジットカード現金化」≧「プリペイドカードやバーチャルカードの現金化」≧「質入れ・買取」>「家族・友人・知人から借金」の順番になります。
人によって変わるかもしれませんが、初めは金利の安いところで借り、借りれなくなったら少し金利の高いところで借りるという流れが一番損のない金策になります。
ご紹介した金策以外にも現金を作る手段はあるので色々調べてみても面白いかもしれません。当記事でも随時追加していきますので乞うご期待ください。
信用があり家族や友人にお金を借りることができる人もいるかもしれませんが、相談した人に心配をかけてしまうことになるので、できるだけ自分の力で金策をすることをおすすめします。